旅行先でも酵母の心配をする母の話
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この記事を書いているのは、sora店主の息子です。
ふだんは裏方でこのホームページを作っている私ですが、身内の目線で、母がどんなふうにパンと向き合っているのかを書いてみます。
旅行先でも酵母の心配をする人
母は、とにかくパンに対して真剣です。
どれくらい真剣かというと、家族旅行の最中でも「酵母、大丈夫かな」と気にしているくらいです。soraの酵母は自家製で、毎日世話のいる生きもの。旅先で景色を見ながら、頭の半分はお客さんと家の酵母のことを考えている。そういう人です。
新しいパンを作るときは、何度も何度も試作します。「うーん、まだ違う」と首をかしげて、また粉を計り始める。途中のものでも十分美味しいのに、本人が納得するまで終わりません。
それから、母はパンのためにびっくりするほど早起きです。まだ暗いうちから起きて仕込みを始めるので、生活はどうしてもパン中心で不規則になりがち。息子としては、体にだけは気をつけてほしいと思っています(笑)。
高校時代、勝手に食べられ続けたサンドイッチ
高校生の頃、昼休みまでお腹がもたない私に、母はジャム入りのサンドイッチを毎朝持たせてくれていました。やわらかい食パンに、甘酸っぱいジャム。あれが本当に美味しかった。
あるとき、それを友達に一つあげました。
それが失敗でした。よほど気に入ったらしく、次の日から私のサンドイッチは毎回そいつに勝手に食べられるようになりました(笑)。
でも、不思議と嫌ではなかったんです。母が一生懸命作っているところを見ていたから、「美味しい」と食べてくれる人がいるのが、自分のことのように嬉しかった。
息子のおすすめは「ルヴァンのカンパーニュ」
最後に、私のいちばんのおすすめを。
実は私はグルテンにあまり強くない体質です。そんな私が普段から食べているのが、ルヴァン(発酵種)でゆっくり発酵させたカンパーニュ。あくまで私の場合ですが、美味しく食べられています(※体質には個人差があります)。
おすすめの食べ方は、少し厚めにスライスして軽くトーストし、ひまわり油にちょんとつけること。皮はカリッと香ばしく、中はもっちり。かむほどに小麦の甘みとやさしい酸味が出てきて、そこに油の甘みが重なると、シンプルなのに止まらなくなります。

おわりに
soraは、母がひとりで焼いている小さなパン工房です。
工房での販売は週に一度、あとはこのオンラインストアから一つひとつ発送しています。
もし食べて美味しかったら、感想をひとこと伝えてもらえたら嬉しいです。
それが母のいちばんの力になります。
▼ カンパーニュはこちら
sora ルヴァン 全粒粉100